南極の昭和基地とライブトーク
南極の昭和基地と結びライブトーク
佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》は4月20日(土)、南極・昭和基地とオンラインでつなぎ、南極観測隊の基地での生活や参加者からの質問に答えるなど、双方向型イベントを開きました。
イベントは国立極地研究所が宇宙科学館、兵庫県の植村直己冒険館など国内7ヵ所の科学館や博物館と基地を同時につなぎ、宇宙科学館では地球発見ゾーンの科学実験室に約50人が参加しました。隊員の田畑さんらが基地の中を紹介、火災が発生した際には自分たちで消火活動をしなければならないため、月1回は防護服を着て訓練していることなどを話し、参加者は画面を通して見える基地の様子を食い入るように見つめていました。
南極での生活ぶりの質問に、基地外の活動では簡易トイレを使って処理して持ち帰るなど、身近なことの質問にも丁寧に答えてくれました。南極基地には研究者だけでなく医師やコックなどいろんな職種の人がいるため、副隊長の行松彰さんが「得意なことを生かして、みなさんにも隊員になって来てほしい」と呼び掛けました。会場には南極の氷も届き、氷に閉じ込められた空気が溶ける際に「プチ、プチ」とたてる音に耳を澄ませていました。みなさん「こんな仕事をしている人もいたんだ」「知らないことがいっぱいで、南極に行ってみたくなった」とワクワクがいっぱいの笑顔で話していました。
国内16ヵ所の科学館や博物館は大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所と広報普及の連携協定を結んでおり、今回は7施設で実施しました。
主 催 国立極地研究所
共 催 佐賀県立宇宙科学館、植村直己冒険館、愛媛県総合科学博物館、多摩六都科学館、つくばエキスポセンター、名古屋海洋博物館南極観測船ふじ、般社団法人WNI気象文化創造センター
佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》の地球発見ゾーンにある「マイナス20度の世界」の前に、今日の南極「昭和基地」リアルタイム映像があり、いまの基地の様子を見ることができます。