オンライン特別講習会「人工衛星の軌道と環境」 質疑応答集
オンライン講演会での質問と回答をまとめました。
Q1 CPUは、金属シールドを施したほうがいいですか?
A:その必要はないです。
Q2 Raspberry Piの使用は厳しいでしょうか?
A:使えます。ただし消費電力が大きいため、常時電源をオンにしておくのは厳しいと思われます。
Q3 宇宙空間で熱くなった構造体はどのくらいで温度が下がるのですか?
A:地球を回る衛星は、太陽に当たる時間約60分と太陽に当たらない時間約30分を繰り返しており、 その間隔で衛星は温まったり冷えたりして平衡温度を保つといった感じになります。
Q4 キューブサットに使われるCPUは宇宙から戻ってきたものを再利用しているのですか?
A:キューブサットは燃え尽きるようになっているため、再利用は出来ません。
Q5 静止衛星とは地球の自転に合わせて軌道と速度を調整しているものではないのですか?
A:こちらの質問は後日改めて回答致します。
Q6 宇宙から落ちるまでにキューブサットが燃え尽きないことはありますか?
A:基本的に燃え尽きます。
Q7 衛星と通信する際の周波数帯はどのくらいですか?
A:今回のサガンサットではアマチュア無線帯を用いるので、435MHz帯になります。
アマチュア無線を使わない衛星では他の無線帯も使えます。
Q8 衛星軌道上に空気は全くないのですか?
A:ごくわずかにあります。