アナログからデジタルへ
この「もう一つの記録方式」は、2次元の情報を1次元の連続した情報に変換する際、アナログ情報として記録する方式で始まりました。しかしながら最近ではこの分野では連続したアナログ情報として記録するのではなく、きちんとしたアドレスを決めて、それぞれのポイントの情報もきちんとしたデジタル量を持ったデジタル情報として記録するデジタル化が急速に進んでいます。
劣化がない記録
デジタル化により記録された情報は情報の品質の劣化がなく、加工処理等も簡単という特徴があります。このため急速にアナログ記録からデジタル記録に置き換わろうとしています。
住所を持ち、絶対的な量で記録された情報
デジタル記録では、2次元の情報が電気信号に変換される際に連続的な変化として記録されるのではなく、それぞれのポイントがきちんと定まったアドレスを持ち、アドレスを持ったポイントの情報が相対的な量ではなく絶対的な量として記録されます。
このため、デジタル量で記録された情報は古い写真が変色するように記録として残っても経時変化により明度や彩度が変化するようなものでありません。記録が残れば質的には全く劣化しない情報として初めと全く変わらない情報として記録することができます。
この種のデジタル記録のための記録メディアの技術進歩は急速で、記録のためのコストも急速に下がっています。今後ますますデジタル記録の割合が高くなりそうです。