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*** 泡が出てくるポンプの巻< (2) ***


5.鋼製のボール



中に入っていた鋼製のボールです。
これも他のポリ容器のポンプに使われているものと同様にポンプの弁として使われているのだろうと思います。


6.更に分解を進めます。ノコギリの登場です



ポンプの中を見るためにノコギリで一部を切断してみましょう。どこを切断すればよいのか外からは分かりません。適当に場所を選び、マジックインキで線を引いてその部分を切断してみます。

7.中にはプラスティックで出来たピストンらしきものが・・・



中にはピストン状のものが入っているのが見えます。先ほど取り出した鋼製の玉は元の位置に収めて写真を撮影しました。
鋼製のボールが入っている細い管を伝って洗剤/石けん液が上がって来るようです。

8.ピストン状の部品を引き抜いてみます



引き抜いた写真手前の部品には、ピストンの働きをする部分が2カ所あります。右側の大きな鼓状のものと、スプリングの上の部分を覆っている透明のプラスチックのスカート状のもの。
右側の大きい部分は白い大きな部分でピストンの働きをし、透明のスカート状のものはポンプの下の細い部分でピストンの役割を果たしているようです。


9.更にスプリングが付いた部品を引き抜きます



スプリングの中に入っている棒状の部品の右側は、上からポンプが押されると、下に下がり、ポンプ容器の下の部分にふたをする役割をする様です。
棒状の部品の左側はポンプが押され、右側部分がポンプ容器の下部を閉めると外側の筒部分が押し下げられることで、上に液が流れる通路を開ける役割を担っているようですね。
つまりこのスプリングが付いた部分でボトルの中から液体を汲み上げるためのポンプの役割をしています。
上からポンプが押されると・・・
1)ポンプ容器(上で述べた白い部品の下の筒状の部分)の下部がふさがれ、
2)透明のスカート状部品がポンプ容器の中の圧力を高めます
3)同時にスプリングが付いた部品の筒の部分が下に押し下げられ、上に向かう通路が開きます。
4)これで、液体が上に送られます。


10.もう少しこの部分を詳しく見てみましょう



上からポンプが押されると(写真では指で外の筒を下に押しています)、外側の筒が下に下がることで、下から液体が上がるための通路が出来ます。つまり上からポンプを押すと、弁が「開」になります。
一方この部品の下の部分はポンプ容器の下に空いた穴をふさぎます(ポンプ容器の下の部分を「閉」にする)。このため、ポンプ容器の中を透明のスカート状の部分が下に押しつけれれることで、ポンプ容器にたまっている液体(洗剤/石けん)が上に送られます。

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