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*** 泡が出てくるポンプの巻 (1) ***

ポリ容器用のポンプの「ものこわし」も3種類目です。ノズルから泡が出てくるハンドソープなどを使ったことがありますか? 容器の中では水の様な液状ですが、ノズルからはきめ細かい泡が出てきます。
今回は、泡が出て来るポンプ(泡の出るハンドソープのポンプ)を分解しました。「通常のポリボトル用のポンプ」、「逆さまにしても使えるポンプ」・・・それぞれ、いろいろな工夫やアイディアが盛り込まれていましたが、「泡が出て来るポンプ」にどんなアイディアや工夫が盛り込まれているのかを見てみましょう。

ポリ容器用のポンプを分解するにはナイフやノコギリなどの刃物が必要になります。ケガをしないよう十分に注意する必要があります。同じように試してみるときには、ケガをしないよう十分に注意してください。

1.泡が出てくるポンプ



外から見ると通常のポリ容器と同じようなものですが、ノズルがやや太めですね。この種のポンプに特許があるのかどうか知りませんが、この容器は吉野工業所という包装容器の大手の会社が作ったものです。


2.ポンプ部分を引き抜きます



ともかく、ポンプ部分を容器から外してみましょう。 通常のポリ容器用のポンプとの違い・・・気がつきましたか? キャップのすぐ下の部分(白い部分)が少し太めですね。通常のポンプと較べると、直径が2−3倍ありますね。この部分に泡として出す秘密の工夫があるのでしょう。
ボトルの中液体は水の様に透明です。泡の形で容器の中に入っている訳ではありません。


3. 更にノズル部分を引っ張って外します



ナイフやノコギリを使わなくても外れる部分はとにかく外します
きちんと組み合わされて作られていますのでどこが外れるのかなかなか分かりません。いろいろトライするうちに外れそうな部分が見えてきます。
筒の組み合わせ部分に縦縞のような筋が入っています。間から空気を取り入れるための隙間が空けられているようです。

4.中に鋼製の玉が・・・



このポンプでも鋼製の玉がポンプの部品として使われているようです。

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